第35羽|察する能力と物差しの違い
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第34羽|会話のあとにどっと疲れる理由
🐣はじめに
こんにちは、ワタドリです🪶
「察してほしいのに、伝わりません」
ある日、こんな話を聞きました。
「私、そんなに難しいこと言ってないと思うんだけど…
どうしてわかってくれないんだろう。」
その方は、ママ友との関係で少し疲れている様子でした。
・忙しそうだったから遠慮した
・言わなくてもわかると思った
・何度も言うのは申し訳ない
そんな気持ちで行動していたのに、
相手の反応は思っていたものと違ったそうです。
そして、こう言いました。
「察してくれてもいいのに…って思っちゃうんです。」
実はこれ、
とてもよくある人間関係のすれ違いです。
今日はこの
「察してほしい」が叶わない理由
について、少し整理してみたいと思います。
💭「察してほしい」はなぜ起こる?
まず、「察してほしい」という気持ちは
決して悪いものではありません。
むしろ
✔ 相手を気遣っている
✔ 空気を読んでいる
✔ 優しさがある
こういう人ほど生まれやすい感情です。
場の空気を読みながら誰かを気遣える才能があるから、
相手も「それができる」と思うんです。
ただし、ここに
ひとつの落とし穴があります。
それは
人は思っている以上に、他人の気持ちがわからない
ということです。
人は意外と「察する能力」が低い
心理学では
人は自分の視点で物事を見やすい
という特徴があります。
これを
自己中心性バイアスといいます。
つまり
自分の中では
「これくらい普通」
「これくらいわかるはず」
と思っていることでも
相手からすると
「気づかなかった」
「そんな風に思ってたの?」
となることがよくあるのです。
私の場合
私も「察してほしい」と思う時あります。
それはもうたくさん。
予定のある日の朝の支度中。
自分の支度のみしか頭にない主人に対して、自分の支度は後回しにして子供の面倒をみている時。
「私がこんなに忙しそうに動いているのに手伝おうって気はないの?この状況見えてないの?」とため息をついたりイライラを見せたり。
慣れない道を運転している時。
運転自体も上手とは言えないので全集中でナビを見ながら運転しているのに、後ろでは会話が盛り上がっていて。道の分岐点なんかで質問されたりすると「今それどころじゃないよ!!」と声を荒げてしまったり。
なんで自分がこんなに大変そうにしているのに相手は気づいてくれないの?と悲しくなります。
これってどうしてなのでしょう?
🧩すれ違いが起きる3つの理由
「察してほしい」が叶わない理由を大きく3つお話しします。
①相手は状況を知らない
例えば
・体調が悪い
・忙しい
・本当は困っている
こういう事情は言わないと伝わりません。
ですからあなたが
・具合が悪そう
・忙しそうにしている
・苦笑いや不安な表情を浮かべている
これらを態度で表していたとしても
相手には伝わっていないので悪気なく「大丈夫そう」と思われている場合もあります。
②相手の価値観が違う
人によって
- 気遣いの基準
- 距離感
- 優しさの形
は違います。
例えば
「困ってそうだから声をかける人」
もいれば
「そっとしておくのが優しさ」
と思う人もいます。
どちらも間違いではありません。
ただ、
違うだけなのです。
そしてこれらは
関係性や距離感、相手の想像力や対応力など「あなたとの物差しの差」でまた個々に異なってくるでしょう。

③「察する」は実は高度なスキル
察するというのは
- 状況を見る
- 表情を読む
- 言葉の裏を考える
など、かなり高度なコミュニケーションです。
例えば、小さな子どもは表情の裏を読むことが苦手ですよね。それは能力が低いのではなく、まだ経験が少ないからです。
察することは
「察することができるほどの“経験が育てる”能力」だと私は思います。
だから、察することが苦手な人がいても自然なことなんです。
🎈心が楽になる考え方
ここで一つ、
心が軽くなる考え方があります。
それは
察してくれない=優しくない
ではないということです。
単純に
- 気づいていない
- 考え方が違う
- 相手も忙しい
というだけのことも多いです。
そう考えると
「なんでわかってくれないの?」
という気持ちが少し和らぐかもしれません。
私の場合は「自分がいっぱいいっぱい」の時ほどよく「なんで察してくれないの?」と感じることが多いと思っています。
普段だったら流せたり切り替えたりできるのに「自分はこんなにつらい!頑張っているのだから労わって助けてほしい」という「察して」が溢れてしまいます。
溢れているとつい自分の心にばかり注目しがちになってしまいますが、相手との能力値の差や物差しの違いを思い返すようにしています。
それでもつらい時は
とはいえ
「言わなくてもわかってほしい」
と思うのも自然なことです。
特に
- 頑張っている時
- 疲れている時
- 気を遣っている時
ほど、そう感じやすいものです。
そんな時は
少しだけ言葉にする
という方法もあります。
例えば
「ちょっと疲れてて…」
「今日は余裕なくて」
それだけでも
相手は気づきやすくなります。
人間関係は「翻訳」が必要
人間関係はよく「言葉の翻訳」に似ていると言われるそうです。
自分の気持ちをそのまま理解してもらうのは難しい。
だから
少しだけ言葉に変換する作業が必要なのです。
これは決して
負けでも、我慢でもありません。
むしろ
関係を続ける知恵なのかもしれません。
私も
「〇〇をしてほしい」
「これを助けてくれると嬉しい」
とお願いする形で自分の察してほしい点を口にするように気をつけています。
🕊️まとめ
もし今
「察してほしいのに」と思う出来事があったらこんな風に考えてみてください。
- 相手は知らなかっただけかも
- 考え方が違うだけかも
- 相手も忙しいのかも
それだけでも
少し心が軽くなるかもしれません。
人間関係は、
小さなすれ違いの積み重ねでもあります。
でも同時に
小さな理解の積み重ねでもあります。
物差しの違いはどうしてもありますが、「物差しが違う」を知っているだけでもモヤモヤは減ると私は思います。
みんさんはどんな物差しを育てていますか?
🔜次回予告
次回は
「“頼るのは迷惑?”と思ってしまう人へ。人間関係が少し楽になる考え方」
を予定しています。
「こんなことお願いしていいのかな…」
「迷惑だと思われたらどうしよう」
そんなふうに感じてしまうこと、ありませんか?
遠慮してしまう気持ちの奥には、
実はとても優しい理由が隠れているのかもしれません。
次回は、
“頼ること”と“迷惑をかけること”の違いについて、
やさしく考えてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました✨
また遊びに来てくださいね🦜✨
次の羽でも、またお会いできたら嬉しいです。

